2月202024 3人展『おぼろめく光の少年』2/16—20 展示会 作家最寄りによるレンタル展示企画『おぼろめく光の少年』を開催いたします。石川県を拠点に活躍している3名の作家による絵画イラストレーション展示となります。遠方で活躍する3名が描く世界をご覧ください。 基本情報作家紹介 基本情報 会場 :きのね1F 会期 :2/16—2/20 時間 :14:00—20:00 最終日 : —18:00 最寄り東京都生まれ 石川県在住想いを言葉や絵に変換する過程で、必ずなにかを取りこぼしてしまう。それでも、思わず「ああ」と声が漏れ出た瞬間を自分の手で残したい。できないことをしようとするもどかしさを引き受けながら、日々の生活を題材に制作しています。以前から使っていた油彩・アクリル絵の具に加え、最近では糸を用いたり本を作ったり、自分の想いに合わせて展開しています。今回の展示では、人物の感情と素材の兼ね合いを課題に取り組みました。 伊藤真里奈三重県生まれ 石川県在住私は普段、キャンバスに油絵の具で絵画を制作しています。今回の展示作品は、全てケント紙を支持体として、ミリペンと透明水彩で描いています。私は大胆に広い世界を描きたい時は油彩で、密度のある繊細な世界を描きたい時は水彩で描いています。しかし油彩でも水彩でも、少年を描く事は変わりません。私は常に少年の刹那的な美しさを表現したいと考えています。画面に描かれた少年たちの表情や身に付けている衣服や装飾など、細かい描写を楽しんでいただければ幸いです。 Topi岐阜県生まれ 石川県在住私はエンカウスティークという古典技法を扱っています。この技法は溶かした蜜蝋に顔料を加え、絵の具として画面に固着させて描写していくものです。エンカウスティークの絵の具は熱によって状態が変化します。画面上で冷えて固着すると、堅牢な画面のようにみえます。しかし、熱を加えると再び融解し、隣同士の絵の具の境界が混合して流れ落ちたような表情になります。薄暗い中にあるかわいさを感じ、そばに置いていたいと思ってもらえるような作品を作りたいと考えています。