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のせあかり個展『月夜の蟹、憧憬の船を追う』

4/3より、車窓から見る日常の景色を油彩で描く作家のせあかり個展『月夜の蟹、憧憬の船を追う』を開催します。
のせは石川県生まれ石川県在住の画家兼イラストレーター。
のせの描く景色は主にドライブレコーダーが見ている景色を中心とした車窓からの情景で、車移動を経験する人にはだれにとっても当てはまる日常です。それをピントをぼかしたように半抽象的に描くことで、誰にでも持っている記憶とリンクさせるような作品を制作しています。
のせが描く油彩で作られる深く鮮やかな色彩は、決して派手な表層を飾り、「絵」としての見映えを図るのではなく、どこまでも私たちの記憶に寄り添い、常に傍にあるような一種の安堵を抱かせる力があります。

のせという他者が描いた景色が、どこまでも鑑賞者自身の生活にリンクするような、懐かしさを抱かせる不思議な体験をお楽しみください。


作家ステートメント
「月夜の蟹」という言葉があります。
蟹は月夜に怯え、餌を食べないため、月夜に採れた蟹は身が少ないと言われています。
その姿から、「中身のない人」のたとえとして用いられることもあります。

月の光を恐れ、餌を取らなかった蟹であっても、
それでもなお、月の光に照らされ輝く憧れを追うことをやめることはありません。

たとえ中身が空虚であったとしても、
悩み、考え、描き出した作品には、次第に味が宿っていくのではないでしょうか。

そんなことを考えながら、日々描いてきた作品を飾ります。

冬に採れた魚介が脂を蓄え、より深い味わいを持つように、
今回の展示では、冬に描いた作品も含めて展示しております。
どうぞ、ゆっくりとご堪能ください。

  • 開催情報
  • 作家紹介

開催情報

会場 :きのね2F
会期 :4/3—12
時間 :14:00—20:00
最終日 : —17:00
休廊日 : 4/8,9(水・木)

のせあかり

石川県で油彩画を中心に制作活動しています。
夜になるにつれて溢れ出る思考が色を重ねるように闇を創ります。
そこは暗く閉鎖されたものではなく広く色鮮やかな世界となる。
絵を見て世界が広がれば幸いです。

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